実写とアニメとCGをフルに使用した挑戦的な作品がネットフリックスで配信中だ。
一話完結でそれぞれ愛と死とロボットに何かしら関連している。
原作からの映像化もあり見ごたえがある。人種の偏りもないばかりか地球から宇宙、異次元へと話しが広がっている。
いくつか突っ込んだ解説が必要なストーリーもあり、細部まで語らずにいきなり話が展開するタイプもあるのだが、小説でいうショートショートの集まり、いわゆるアンソロジーシリーズなので基本的には好みで見る動画を選んで楽しんでいいと思っている。
完全大人向けでエログロ満載なので子供に見せてはいけない。
職場や公共の場で視聴するのも要注意だ!
ラブ、デス&ロボット
photo:soundtracktracklist.com
原作制作ティム・ミラー
SF短編集のようであり、90年代のアニメのようでもあり、近未来的なCGでもあり、エピソードによって作風がガラッと変わるこのラブ、デス&ロボット。
最初は興味がなかったんだけれど、よくよく見たら出演者の最初に俳優トファー・グレイスの名が・・・!
彼は声優で出てるのか?と見てみたら(結局は実写として出演)他の話しもけっこう面白いので、なんだかんだで全話視聴してしまったのだ。
ラブ、デス&ロボット面白い話
このアンソロジーシリーズ、今のところはシーズン1全話18エピソードが配信されている。
最初の『ヨーグルトの世界征服』で、お?なんかシュールだなと食いつく。
ヨーグルトが人間に取って代わるとかいう可愛い設定。
で、次の氷河時代でお目当てのトファー・グレイスを見て、あぁトファーも老けたなぁとしみじみ思う。
彼はアシュトン・カッチャーと主演を務めてたザット’70sショーのエリック・フォアマンの印象が強くて、スパイダーマンとかアイドルとデートする方法(Win a Date with Tad Hamilton!)とか色々他作品にも出演してるけど日本の知名度はあまりないのが残念。
いい役者だと思うんだけどなぁ。
で、このラブ、デス&ロボットで個人的に面白かったのが、
猫とXbot4000が出てくる『ロボットトリオ』。
photo:filmboy.gr
猫は実写でもアニメでもCGでもどんな映像でも可愛いのがズルい。
このロボット3体だけでもっと続編作れそう。
その次の『フィッシュナイト』も良かった。
CGじゃないアニメーションだけど映像がめちゃくちゃ綺麗。
次の『ソニーの切り札』もかなりいい!
グロい戦闘シーンやらがあるんだけれど、まぁ格好いいお姉さまが出てきて惚れる。実写じゃないCGだからこそ余計に美しいと思うのかも。
んで、『目撃者』ね。
日本の東京は新宿あたりのロボットレストランとかを参考にしてそうなロケーション。
photo:iamag.co
中国香港とかもごちゃまぜな、なんちゃってアジアっぽいけれど近未来的でもあって街並みが格好いい。
日本人っぽい女の子と殺人犯の眼鏡男とのあの逃走と追跡っぷりがスリル満点。
オチも無限ループって怖くない?って設定でゾワッとする。
『わし座領域のかなた』もめちゃくちゃ良いわ。
キモイエイリアンにも優しい嘘をつく心があるのねぇ。。。。
『シェイプ・シフター』の狼男的な軍人もよかったし、
『救いの手』はサンドラ・ブロックのゼログラビティっぽさがあって好き。
宇宙空間で一人サバイバルする女飛行士ってたまらん。
『ラッキーサーティーン』もそうだけど、このアンソロジーシリーズは敵が誰でどういう状況の戦闘なのかガッツリ解説されたり説明されてないのがほとんど。
逆にそれがいいのかもね。
それで『ジーマブルー』よ。これも面白かったわ~。
青の時代のピカソといい、あらゆる存在を表現するブルーがキーカラー。
ジーマの誕生の秘密と過去、そして起点に戻ってまた青に終着する設定がいい。
全部見た印象だけど、実は一番はっちゃけちゃってるのって『歴史改変』かも?(笑)
ヒトラーがもしあの日あの時死んでなかったらっていう話ね。
ギリギリを攻めてる感じ嫌いじゃない。
これから追加エピソードとか新着があるのか、あるのを期待してラブ、デス&ロボットはマイリストにいれておこう。
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