BBCドラマの中でも群を抜いて人気なのがシャーロック。
ベネディクト・カンバーバッチを初めて見た時は不思議な顔だったのにすっかりイケメンに見えてくるほど。
後半はつまらなくなった感が否めないけれど、ガイ・アダムスによるThe SHERLOCK CASE BOOKという本が結構おすすめだったりする。
ドラマの公式本を買うことがめったにない私が思わずネット通販でポチっとしちゃったのは、とにかく口コミでも評判が良かったことと、ドラマの裏話や製作者たちによる解説を読んでみたかったから。
結果として買ってよかったし、数年前に購入したのにいまだに何度も読み返しているのでこれは値段の割りにしっかり元が取れたなと思っている。
BBCドラマ『シャーロック』
海外ドラマ・洋画が大好きな私だけれど、いろいろなシリーズがありすぎて、そして視聴しすぎてちょっと食傷気味に。
シャーロックは何度も見返している作品なんだけど、これも途中までは面白くて良かったんだよね。
マーティン・フリーマン演じるジョン・ワトソンの妻が悪人側として登場するまでは・・・・(笑)
たぶんそういう人多いんじゃないかな。
んで、ドラマを見ては飽きて~の繰り返しで、なにか新しい風を浴びたい!と思って購入したのが
シャーロックのケースブック本。
amazonで買ってしまったやつ。
これをたまーに見返してはニヤニヤしているのだ。
THE SHERLOCK FLIES
日本語版も良さそうだったけれどやっぱり本場の英語で読んでみたくて、でも残念ながら近場の書店には売っておらず。
一か八かでいいや!ということで思い切って英語版を購入したのです。
これがなかなか良いのだ。
Steven Moffat/ Mark Gattis/によるシャーロック誕生の裏話や解説、製作者視点から観察するシャーロックホームズそのものに関する対話など、読み応え満点。
ドラマで使われた小道具やスナップ写真もたくさん掲載されていて、ドラマの中で起きる事件をより深く読み取っていけるのも魅力的だ。
そしてなにより、一番のポイントはシャーロック・ワトソン・マイクロソフトが手書きで書いたという設定で載せられている数々の付箋の存在がある。
日本語版がちょっぴり味気ないプリント印刷なのに対して英語版はそれぞれの筆跡に特徴を持たせた”ザ・手書き”風でけっこう凝っている。
シャーロックの単純明快な文字
ワトソンのちょっと神経細かそうな文字
そして筆記体で読みにくくて捻くれた感じのマイクロフトの文字
それぞれ3人のキャラクターが文字に現れていて性格が分かりやすく文字に出ているのが分かる。
この3人の付箋上でのアホらしいやりとりが笑えるのだ(笑)
お前たち少年か!と突っ込みを入れたくなるようなバカっぽい会話がいちいちツボる。
ドラマの脚本と同じようにウィットに富んだ会話なのです。
ちなみにこれはジョン・ワトソンが一人で書き始めた事件日記とでもいうか、本来はちゃんとしたケースブックのつもりなんだけれど、シャーロックに言わせればこれは
スクラップブック(笑)
シャーロック「君はスクラップブックをつけているのか。ばあさんと思春期前の少女くらいだぞ、そんなもの作ってるのは、ジョン。」
ジョン「これはスクラップブックなんかじゃないんだ、シャーロック。事件に関する情報を集めたものであって、詳細を記憶しておくのにいいんだ。っていうかこれ引き出しにロックして保管しておいたんだけど!?!?!?」
というね、やり取り。
ジョン・ワトソンが真面目に取り組もうとしている時に、必ず嫌味ったらしい突っ込みを入れるシャーロックの構図がもう映像として浮かび上がるの。
こういう付箋がいたるところにあって面白い。
シャーロックのお部屋/インテリア
シャーロックを観てるとやっぱり興味が出てくるのが2人がルームシェアをしているあの独特のアパート。
部屋のインテリアがオシャレっていうか、ドクロがあったり本が無造作に山積みになってたり、座り心地の良さそうなソファがあったり、セットがあるなら訪問ツアーに行きたいレベル。
他にもそれぞれシリーズ中で放送された各エピソードの事件の詳細や裏話なんかが掲載されていて読み応えばっちり。
シャーロックほどハマるドラマってめったにないのに、最近はそのシャーロックさえも後半のエピソードを思い出すとパッとしなくて(笑)あんまり気持ちが乗らないんだけど、
このケースブックを読み返すたびに、あーやっぱりいいドラマ!って思っちゃうんだよね。
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