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日本でも大ヒットした人気イギリス映画ラブアクチュアリーに似てる、おすすめ映画といえば個人的にニューイヤーズイブなんだけど、同じ監督でキャストも同じ俳優が多いのがバレンタインデー。
温暖な気温であるロケ地ロサンゼルスと冬のイベントの様子が面白い。
ヒューグラント主演のラブアクチュアリーのような、沢山の登場人物が出てくるラブコメ・ロマンス映画が好きな人は、これも似た雰囲気なので好きかもしれない。
監督はこの映画にも出演してるジュリア・ロバーツの出世作プリティウーマンを撮った監督のゲイリー・マーシャルだったりする。
今日2月14日はバレンタインデー。
日本では女性が男性にチョコレートをあげて告白したりする日だけれども、アメリカのバレンタインデー(正しい英語はバレンタイン【ズ】デー)は恋人の日というか、愛を告白する性別は決まってないし、そもそもチョコレートを渡す習慣はない。
この辺りの文化の違いというか、日本のなんちゃってデタラメな西洋の文化を商業的にしちゃってる現状を知るにも面白いと思う(笑)
バレンタインズデーのあらすじ
あらすじといっても一人のメイン主人公がいるわけではないく、たくさんのキャストが出演しているオムニバス形式な映画だったりする。
ラブアクチュアリーを見た人ならわかると思うけど、最初はバラバラに見える登場人物たちが最後にはそれぞれ繋がっていて、物語が上手く終結するようなタイプだ。
ラブアクチュアリーの一応のメインがヒュー・グラントなら、このバレンタインデーではアシュトン・カッチャーが一応は相関図の中心にいる位置づけになる。
アシュトン・カッチャーの花屋さんを中心として、ロサンゼルスに住む老若男女さまざまな人達の恋模様を描いている。
最初からカップルであったり夫婦であったりする男女がいる一方で、バレンタインデーに独りぼっちで寂しい思いをしている人もいる。
いっけん幸せそうなカップルに不穏な空気が流れたかと思いきや、どこかの男女は付き合いたてのほやほやで順風満帆だ。
こういったそれぞれの違いがありながらも、どうやって話が進み、そしてまとまっていくのかが見どころだ。
キャストと人物関係
ざっと人物紹介をすると・、
◎カップル◎
★リード(アシュトン・カッチャー)はシエナ・ブーケという花屋の若オーナー。モリー(ジェシカ・アルバ)演じる恋人にプロポーズ。
★リードの親友であり教師のジュリア(ジェニファー・ガーナー)は医者の恋人ハリソン(パトリック・デンプシー)とラブラブ真っ最中。でも外科医の彼はいつも出張ばかりで・・・?
★郵便係のジェイソン(トファー・グレイス)と同会社の秘書リズ(アン・ハサウェイ)は付き合いたて2週間目カップル。順調に見えるけど、リズは誰かと変な電話ばかりしてて・・・?
★老夫婦エドガー(ヘクター・エリゾンド)とエステル(シャーリー・マクレーン)は長年連れ添っている、おしどり夫婦。でもどうやらエステルには秘密があるようで・・・・。
◎シングルor片思い◎
★老夫婦の孫息子エディソン(ブライス・ロビンソン)は小学生。大好きなクラスメートのインド人の女の子と大好きな先生(ジュリア)に花束を届けたいが・・・・。
★フットボールスターのショーン・ジャクソン(エリック・デイン)は選手生命とプライベートのバランスに悩むが、一大決心をして記者会見である告白をする。
★機内で隣同士になったホールデン(ブラッドリー・クーパー)と軍人ケイト(ジュリア・ロバーツ)は意気投合するが、お互いにそれぞれ想う相手がいて・・・・。
◎バレンタインデー大嫌いなシングル◎
★フットボール選手ショーンの広告担当であるカーラ(ジェシカ・ビール)は仕事に追われるシングルウーマン。恋や愛を分かち合うバレンタインデーが大嫌い。
★スポーツキャスターのケルヴィン(ジェイミー・フォックス)はスポーツキャスターとしてトップに立ちたいが、やりたい仕事に中々たどり着けないナンバーツー。
バレンタインデー感想とネタバレ
ラブアクチュアリーがとても好きなので、あそこまで期待すると少し物足りない感じがするのは事実。
ただとても軽く鑑賞できるし、出演俳優たちもとっても豪華!なのでバレンタインデーにさらっと見るのには丁度いい塩梅。
同監督のニューイヤーズイブは泣けるタイプで余韻が残るんだけど、こちらは明るい気持ちで終わることができるライトバージョンって感じかな。
ロケ地がロサンゼルスということもあって、天候もよく温かそうで、そういった土地柄もあってか浮気や失恋があっても嫌な気持ちを引きずらずに見られるタイプ。
軽いんだけど、ただ名言もけっこうあるな~と思うのだこれが。
特にトファー・グレイス演じるジェイソンに絡んだセリフ。
これは見たらわかるけど、本当に相手を愛するなら長所ばかりではなく短所も丸ごと含めて愛するのが本当の愛だっていう件。
これはグサッとくる。
完璧な人間なんていないわけで、末永く一緒にいたいなら、相手の嫌な部分も認めたうえで、それでもやっぱり好きだと思える相手がその人にとっての最高の人なんだろうな。
と、思うわけですよ。
それと告白する勇気も貰える映画だと思う。
まぁチャレンジした結果にダメな場合も当然この物語では発生するわけだけど、ちゃんとその後の幸せの予感が待っているので、安心なのです。
ここから少しネタバレ。。。
結局はバレンタインズデーに寂しい一人ぼっちを過ごすことになったのは、二股野郎のハリソンなわけで、ざまーみろ!と思っちゃう感じ(笑)
★リードはモリーに振られちゃう。
ジュリアは知らぬ間にハリソンに不倫相手にされてたけれど、それを知ってハリソンに奥さんの前で赤っ恥をかかせてやる。
そして親友のリードとジュリアはお互い失恋したものの、キスをして新たな恋をスタートさせる♡
★怪しい電話をかけ続けていたリズは実はローン返済に追われていて仕方なく大人の向け電話のバイト中だったことが判明。
彼氏のジェイソンとめでたく仲直り♡
★老夫婦のエドガーとエステル。エステルが一度過去に浮気をしていたと告白し、喧嘩するものの、仲直り
★フットボール選手のショーン・ジャクソンは記者会見でゲイをカミングアウト。
機内でケイトと話していたビジネスマン、ホールデンが実はパートナーだった!
★軍人のケイトが想っていた相手、ロサンゼルスで会いたいと思っていたその男とは・・・老夫婦の孫である小学生のエディソン。実は2人は親子♪
という感じで、実はそれぞれの登場人物が微妙に交差しつつ、それぞれの人生を生きているのした。
基本ハッピーエンドなので、バレンタインデーの今日に見るのもおすすめだし、なんか軽いラブコメが見たいんだ!という気分の時に見るとテンション上がる。
独身の人も既婚者でも、恋するあのキュンキュンする気持ちを感じたいときに。おすすめ。
あ、ちなみにテイラースウィフトもこの映画に出演してる。
すんごいバカっぽいチアリーダーの役がハマってたと思う(笑)
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